小児歯科で行っているシーラントって？
子どもが通う小児歯科では、「シーラント」という処置を施すことがあります。日常生活ではまず耳にすることがない名前なので、どんな処置なのか詳しく知りたいですよね。今回はそんな小児歯科のシーラントについてわかりやすく解説します。
子どもの歯は汚れがたまりやすい？
子どもの歯である乳歯の奥歯は、噛む部分に入り組んだ溝が存在しています。専門的には「小窩裂溝（しょうかれっこう）」と呼ばれる溝で、もちろん永久歯にも存在していますが、乳歯の溝は少し複雑なのです。そのため、汚れがたまりやすく虫歯のリスクが高くなっています。
奥歯の溝を埋める処置
シーラントは、乳歯のそんな溝を滑らかにするための処置です。ジェル状の樹脂を奥歯の溝に流し込み、光で固めます。そうすると奥歯の噛む部分が滑沢になって汚れがたまりにくくなるのです。子どもの歯の虫歯予防としては一般的な処置法となっています。
歯は削る？痛くない？
シーラント処置を施す際に、歯を削ることはありません。樹脂がくっつきやすくなるようにちょっとした処理を施すことはありますが、歯質にダメージが及ぶわけではありませんのでご安心ください。また、施術に伴う痛み・不快感も一切ありません。歯科治療が苦手な小さなお子さまでも安心して受けることができます。
生えたての永久歯にも使えます
シーラントは乳歯だけでなく、生えたばかりの永久歯にも使えます。とくに最初に生えてくる6歳臼歯（＝第一大臼歯）は、溝が深く、汚れがたまりやすいことから、シーラントを適応することが多いです。皆さんもご心配であればお気軽にハートライフ錦糸町歯科クリニックまでご相談ください。
まとめ
このように、小児歯科のシーラントは乳歯や生えたばかりの永久歯の溝を埋めて、虫歯になりにくくさせるための処置です。施術自体は5分程度で終わるので、お子さまへの心身への負担も極めて小さくなっています。子どもの虫歯予防を徹底したい、という場合は積極的にシーラント充填を受けましょう。
