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小児歯科のレントゲンは安全?成長に悪影響はない?

小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、何らかの医療を受ける際に成長・発育への影響をその都度、考えることかと思います。とりわけで歯科ではレントゲン撮影を行う機会が多いため、身体への影響を心配されている親御さまも多いことでしょう。今回はそんな小児歯科のレントゲンの安全性、成長への影響について詳しく解説します。

歯科のレントゲンは安全性が高いです

小児歯科も含め、歯医者さんで行うレントゲン撮影は、病院で受けるものより被ばく量が少ないのをご存知でしょうか。それはレントゲン撮影時に照射されるX線の量が少ないだけでなく、照射部位がお口周りに限定されている点も関係しています。ですから、成長期の子どもであっても年に複数回受けたところで、発育に悪影響が及ぶことはまずありません。

自然放射線をご存知ですか?

私たち日本人は、この地域で生活している限り、1年間に1.5ミリシーベルト程度の放射線を浴びることになります。これを専門的には「自然放射線」と呼び、国や地域によってその値は少しずつ変動します。そこで気になるのが小児歯科のレントゲン撮影で被ばくする放射線の量ですよね。

歯科のレントゲンの放射線量

小児歯科を始めとした歯医者さんのレントゲンでは、撮影法によって被ばく量が異なります。被ばく量が最も少ないのは「デンタル」と呼ばれる、数本の歯だけを撮影する方法で、1枚当たり0.01ミリシーベルトとなっています。次に多いのが「パノラマ」と呼ばれる撮影法で、上下の歯列全体を写すことができるのですが、1枚当たりの被ばく量は0.03ミリシーベルトとなっています。そして、被ばく量が最も多い撮影法は歯科用CTで、これはいわゆるレントゲン撮影ではありますが、X線を使用するため1回あたり0.1ミリシーベルトの放射線が照射されます。

ここでもうすでにお気付きの方も多いかと思いますが、歯科のレントゲンで受ける被ばく量は、自然に生活していく中で受ける被ばく量の100分の1程度しかないのです。こうした科学的なデータを参照することで、歯科のレントゲンの安全性をより深く理解することが可能になります。

身体は鉛製のエプロンでしっかり保護します

小児歯科でレントゲン撮影を行い際も大人と同様、鉛製のエプロンを装着します。鉛は放射線を遮断することができるため、身体に何らかの健康被害をもたらすリスクも限りなくゼロに近いといえます。これはお腹の中に赤ちゃんがいる妊婦さんも同じで、実は妊娠中であっても歯科のレントゲンというのは安全に受けることが可能なのです。

不安がある方はお気軽にご相談ください

全身に重篤な病気を患っていたりする場合は、小児歯科でのレントゲンを不安に感じてしまうことでしょう。実際、特定の病気にかかっていたり、放射線治療を受けていたりする場合は、小児歯科でのレントゲン撮影を控えた方が良いこともありますので、何か心配なことがあればいつでも当院までご相談ください。

歯科のレントゲンの金額

歯科のレントゲンの金額は、撮影法によって変わります。撮影する範囲が狭いデンタルレントゲンは3割負担で100円程度、パノラマでも1000円程度なので、患者さまの費用負担はそれほど大きくありません。

まとめ

今回は、小児歯科のレントゲン撮影の安全性について解説しました。小児期に受けるレントゲンは、発育に悪影響が及びそうなものですが、実際はそんなことはありません。そもそもレントゲンを実施する時点で安全性は確保されていますので、心配はご無用です。とくにハートライフ錦糸町歯科は、小児歯科診療の実績が豊富な歯医者さんですので、お子さまに安全かつ最善といえる医療を提供できます。

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