子供の歯医者のレントゲンの費用はどのくらい?
子供の歯科治療を専門に行う小児歯科でも、当然ですがレントゲン撮影を行います。ひと言でレントゲン撮影といっても、症状によって撮る部位や枚数などが異なるため、費用もどのくらいになるのかよくわかりませんよね。そこで今回は子供の歯医者のレントゲンにかかる費用について簡単にご説明します。
一部の歯を正確に診るための「デンタル」
例えば、お子様に虫歯が出来て、特定の歯の中の状況を正確に診断したい場合は「デンタルレントゲン」という方法で撮影をするのが一般的です。虫歯になっている歯も含めた1~2本の小さい範囲にエックス線を照射して、レントゲン画像を撮影する方法であり、おそらく皆さんも一度は経験したことがありますよね。このデンタルレントゲンは、保険診療の3割負担で1枚当たり200円弱となっています。それ以外にも初診料や処置料などもかかるため、総額では1,000~3,000円程度かかります。
お口全体を大まかに診るための「パノラマ」
特定の歯が痛いなどの症状がなく、異常がないかを調べるために検診を受けた場合は、パノラマレントゲンというお口全体を大まかに診るための撮影を行います。上下の歯列だけでなく、鼻や顎など、顔の半分くらいが含まれるレントゲン撮影で、こちらも歯科ならではですね。そんなパノラマレントゲン撮影の費用は、保険で3割負担の場合で1枚1,200円程度となっています。デンタルレントゲンと比較すると少し費用が高くなっていますが、たくさんの情報が得られるというメリットもあります。
子供と大人でレントゲンは違うの?
今回は、子供の歯医者のレントゲン撮影というテーマで費用などを解説していますが、基本的に大人と変わりはありません。使用する装置なども同じであり、撮影に伴う被ばく量も大差はないものとお考えください。また、成長期の子供にレントゲン撮影を行っても大丈夫なのか不安に感じる親御様は少なくありませんが、基本的に安全ですのでご安心ください。1年の間に複数枚、撮影したとしてもお子様の体の成長・発育に大きな悪影響を与えることはまずありませんよ。特定の病気を発症していたり、放射線を使った治療などを受けていたりする場合は注意が必要となりますので、撮影前に必ず申告するようにしましょう。
子供の歯医者のレントゲンを撮るメリットとは?
小児歯科では、いろいろな場面でレントゲン撮影を行うことがあります。最もポピュラーなのは虫歯になった時で、デンタルレントゲンを撮影することで虫歯の深さや周囲組織の状態などを確認することが可能となります。定期検診などで撮影したパノラマレントゲンでは、これから生えて来る永久歯の異常についてもあらかじめ把握することが可能となっています。
具体的には、永久歯の数が足りなかったり、多すぎたりする場合や、乳歯が永久歯の萌出を邪魔していたりする場合などは、パノラマレントゲンの画像で早期に発見できます。これはお子様のお口の発育を正常に進めていく上でとても有利に働くことでしょう。毎年1回でもパノラマレントゲンを撮っておけば、お子様の発育の過程を記録に残すことができ、今後、お口の大きなトラブルに見舞われた際に有益な情報として活用できるかもしれません。
まとめ
今回は、子供の歯医者のレントゲン撮影について、その必要性やメリット、費用などについて解説しました。その他にも子供のレントゲン撮影について詳しく知りたいことがあれば、いつでもハートライフ錦糸町歯科クリニックまでご相談ください。当院は、小児歯科にも対応している歯医者さんです。