歯医者のクリーニングの値段はどのくらい?
歯医者のクリーニングを受けてみたいけれど、費用がどのくらいかかるのか気になる、値段が高いのであれば自分でケアした方が良いかもなど、口腔ケアに関する悩みを抱えている方は意外に多いようです。そこで今回は、歯医者のクリーニングの値段について、保険と自費の施術内容の違いも含めて詳しく解説します。
保険診療のクリーニングについて
保険診療のクリーニングは、3割負担で3,000円程度です。そう聞くと少し高いように思えますが、保険の場合は「審美」や「予防」が目的のクリーニングではなく、あくまで歯周病の症状を改善する目的で行われるため、施術内容も自費診療のクリーニングとは異なる面が多々あります。処置を行う前には必ず口腔内の検査をしますし、必要に応じてレントゲン撮影も実施します。また、保険診療のクリーニングの値段には「初診料」も含まれている点に注意しなければなりません。しかも、保険診療は時間に制約があるため、歯のお掃除にかけられるのは診療の一部に限られます。
自費診療のクリーニングについて
自費診療のクリーニングは、施術内容によって値段が大きく変わります。全国的な相場としては、5,000~20,000円程度で、先進の医療機器などを活用する場合は、もう少し高額になることも珍しくありません。ちなみに、自費診療のクリーニングを専門的にはPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼んでおり、60~90分くらいの時間が確保された上で、歯の表面の汚れを徹底的に落とすことができます。
PMTCとは?
PMTCとは、日本語で「専門家による機械的な歯の清掃」と訳されるもので、口腔ケアの専門家である歯科衛生士が専用の機材・薬剤で1歯1歯ていねいに磨き上げていきます。保険診療と異なり、歯のクリーニングだけに相当の時間をかけられることから、施術後の満足感もかなり高くなっています。また、微細な粒子を吹き付けるエアフローなどを受けられる点もPMTCの大きなメリットのひとつといえます。エアフローなら通常のクリーニングでは落とすのが難しい、タバコのヤニなどを効率よく除去できます。
保険と自費では施術内容に大きな違いがある
クリーニングに関して保険と自費を比較すると、当然ですが前者の方が経済的負担は少ないです。ただし、保険診療はあくまで歯周病の症状を改善させる処置の一環として、歯のクリーニングがあるに過ぎません。実際に保険のクリーニングを受けた経験がある方ならよくご存知かと思いますが、歯のお掃除自体は、10~15分程度で終わりますよね。保険ではそれ以外にもやらなければならないことがありますし、クリーニングがメインではないため仕方がないのですが、正直、歯をきれいにしたいと望まれている方にとっては満足度も低いかと思います。
一方、自費診療のクリーニングは、文字通りクリーニングをメインに行う処置であり、歯のお掃除に60~90分程度かけることが可能です。そういう意味で、クリーニングを保険診療と自費診療のどちらにしようか迷われている方は、あらかじめ何を重視するのか決めておくと良いといえます。とにかく経済性を重視して歯の汚れは大まかに除去できれば良いのであれば、保険診療が向いています。そうではなく歯の白さ、清潔さを追求したいのであれば、自費診療が向いているといえるでしょう。
まとめ
今回は歯医者のクリーニングの値段と施術内容について解説しました。保険診療と自費診療では値段も内容も大きく異なるため、ご自身に合った施術法を選択することが大切です。そんな歯医者のクリーニングに関心のある方は、JR錦糸町駅北口から徒歩約3分のハートライフ錦糸町歯科までご連絡ください。