虫歯が透けて黒い原因と対処法を解説
虫歯はとてもシンプルな病気ですが、その人の歯の状態や生じた部位によって、異なる症状を見せることがあります。例えば、虫歯の中には、歯に大きな穴が空いていないのに中が透けて黒く見えるケースがありますが、その原因や対処法について詳しく知りたい方が多いようです。今回はそんな虫歯が透けて黒く見える原因と対処法について詳しく解説します。
虫歯が透けて黒いのはなぜ?
虫歯が透けて黒いのは、歯の中で虫歯が進行しているからです。歯の表面を覆っているエナメル質というのはとても硬くて丈夫ですが、その下にある象牙質は比較的やわらかいです。そのため、歯の形状によっては入り口部分だけで、エナメル質に小さな穴が空いて、その下の象牙質で虫歯が急速に進行する場合があるのです。これが「虫歯が透けて黒く見える」主な原因です。
少しでも異変に気付いたらすぐ受診を
虫歯の進行プロセスというのは、歯の表面に穴が空いて、それが徐々に大きくなっていくと思われがちですが、今回取り上げている症状のように、イレギュラーなものがいくつかあります。ですから、虫歯によって歯の穴ができていてもそれが小さければまだ大丈夫、歯医者さんに行くのをもう少し先延ばしにできる、と考えてしまうこともありますが、それはとても危険なことです。
もちろん、すべての虫歯が今回取り上げているような経過をたどるわけではありませんが、常にそのようなリスクも踏まえた上で、少しでも歯に異変を感じたら歯医者さんに診てもらうようにしてください。仮に、虫歯によってできた穴が、針ギリギリ1本通るくらいのサイズであっても、自然に治ることはありません。虫歯の進行速度に個人差はあれど、時間が経過していく中で穴が確実に広がっていきます。
黒く透けて見える虫歯の治療法
虫歯が透けて黒い症状が認められるケースでは、その影に相当する歯質を削らなければならないことが多いです。つまり、黒く透けて見える範囲は、表面を覆っているエナメル質も削ることになります。歯の中ではもっと広範囲に虫歯が広がっている場合もあり、患者様が想像している以上の歯質をしないかねないため、十分な理解が必要です。虫歯の範囲が歯の神経に隣接している場合は、抜髄(ばつずい)の必要性も出てくることもあります。
定期検診を受けることで早期発見が可能に
虫歯が透けて黒く見える症状が現れるようなケースは、3ヶ月に1回程度の定期検診を受けることで早期発見が可能となります。正常な永久歯であれば、たとえ虫歯になったとしても3ヶ月でそれほど広範囲に歯が溶けるようなことはないからです。定期検診では、歯のクリーニングやブラッシング指導、フッ素塗布なども受けられるため、そもそも歯の表面に穴が空くこともほとんどなくなります。
正しい歯磨きを毎日実践できていれば、生じたとしても白いシミとして現れる初期の虫歯にとどまりますよ。虫歯でもう二度と辛い思いや痛い思いをしたくないという人は、いつでもハートライフ錦糸町歯科クリニックまでご連絡ください。当院は、JR錦糸町駅北口から徒歩約3分の場所で定期検診・メンテナンスに力を入れている歯医者さんです。
まとめ
今回は、虫歯が透けて黒い場合に考えられる原因や対処法を解説しました。そうした症状が認められた場合はほとんどで虫歯が進行していますので、できるだけ早く歯医者さんを受診するようにしてください。