矯正は途中でやめるとどうなる?デメリットやリスクは?
歯科の矯正は、毎日装置を付けなければならないだけでなく、治療期間が数年に及ぶのが一般的なので、最後までやり遂げられるか不安な方が多いようですね。費用もそれなりに高いため、途中でやめるとどうなるのか知りたいことかと思います。そこで今回は、矯正を途中でやめるデメリットやリスクについて詳しく解説します。
そもそも途中でやめることはできる?
もちろん、矯正治療は途中でやめることはできます。そこは患者さまの意思が尊重されるべき点であり、どのような理由があっても患者さまの意思に反して治療を強引に継続するようなことはありません。ただし、矯正を途中でやめるとさまざまなデメリットやリスクを背負うことになります。
矯正を途中でやめるデメリット・リスク
歯の後戻りが生じる
矯正を途中でやめると、歯が元の位置へと戻っていきます。本来は保定処置まで行わなければならないのですが、そのプロセスを省いて強引に矯正を終わらせると、それまでの治療の効果がすべて水の泡になるといっても過言ではありません。
歯並びが治療前より悪くなる
これは矯正を途中でやめるタイミングによっても大きく変わりますが、歯並びは基本的に中途半端な状態となります。歯の移動の途中で装置を外してしまうのですから、それは当然の結果といえます。もちろん、丁度良いタイミングで矯正をやめた場合は、見た目だけ良くなることもありますが、上下のかみ合わせには異常が残ってしまうものです。
治療費が無駄になる
一般的な矯正治療では、数十万円から百万円程度の費用がかかります。それを途中でやめるとなると、支払った費用が無駄になってしまいます。選択した矯正法や歯科医院の方針によっては、支払った費用が返金されますが、あくまで一部だけであり、大半は戻ってこない点に注意しましょう。
矯正は最後までやり遂げることが大切
上述したように、矯正治療を途中でやめることは、患者さまが被るデメリットやリスクがあまりにも大きく、推奨することはできません。矯正治療を始めるのであれば、基本的には最後までやり遂げることを前提とすべきです。引っ越しなどで通院することが難しくなった場合は、転居先で新しい矯正歯科を探すと良いですよ。矯正治療では転院にもいくつかのデメリットやリスクを伴いますが、途中でやめてしまうよりは断然良いといえます。
矯正を途中でやめる原因について
矯正を途中でやめる原因としては、装置による不快感や不自由、ストレスなどが第一に挙げられます。ブラケットを用いたワイヤー矯正では、日常生活で支障をきたす場面も多いため、2~3年という長い期間を続けるのが難しくなるケースも珍しくないのです。そうした点が不安な方には、透明なマウスピースを装着するだけで矯正できるマウスピース矯正(インビザライン)がおすすめといえます。マウスピース矯正は目立ちにくく、装置による不快感も少ないことから、治療を途中でやめる方も比較的珍しいです。もしくは、短期間で治療が終わる部分矯正を検討してみても良いかもしれませんね。
まとめ
今回は、矯正治療を途中でやめるデメリットやリスクについて解説しました。矯正治療を途中でやめることは基本的におすすめできませんので、最後までやり遂げる自信がない方や、矯正への不安が強い方は一度、ライフ錦糸町歯科クリニックまでご相談ください。まずはていねいにカウンセリングいたします。