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子どもの歯科検診の頻度はどのくらい?内容や嫌がるときの対処法も

こんにちは。東京都墨田区、「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」です。

子どもの歯科検診をしている様子

子どもの歯科検診はどれくらいの間隔で受ければいいのか悩まれている保護者の方は少なくありません。特に気になる症状がない場合は、先延ばしになることもあるでしょう。

この記事では、子どもの歯科検診の適切な通院頻度について解説します。歯科検診で行う内容や費用、子どもが嫌がる場合の対処法についても詳しく解説しますので、子どもの歯科検診の受診に関してお悩みの保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

子どもの歯科検診とは

ブラッシング指導を受けている子ども

子どもの歯科検診とは、虫歯の有無をチェックするだけでなく、歯並びや噛み合わせ、お口の清掃状態、ブラッシングの仕方のチェックなどを行うものです。子どものうちからお口の状態を整えて、虫歯や歯周病などのトラブルを回避し、健康な状態を維持する目的で行われます。

子どもの歯科検診の頻度はどのくらい?

子どもの歯科検診の頻度イメージ

子どもの歯科検診は、3〜4ヶ月に1回の間隔で受診するといいでしょう。歯科検診を受けてから3〜4ヶ月程度経過すると、微生物の集合体であるバイオフィルムや歯石が形成されるためです。

また、歯科検診ではフッ素塗布を行うところもあるでしょう。フッ素の効果が持続するのも3〜4ヶ月程度といわれています。そのため、歯科検診も3〜4ヶ月に1回の頻度で受けることが推奨されているのです。定期的にフッ素塗布を受けると虫歯予防が期待できるでしょう。

とはいえ、口腔管理ができていて虫歯リスクが低いお子さまの場合は検診の間隔を少しあけることもありますし、反対に虫歯リスクが高いお子さまであれば短い間隔で検診を推奨されることもあります。

一人ひとり適切な通院頻度は異なるため、かかりつけの歯科医院で相談するといいでしょう。

子どもの歯科検診の重要性

子どもと歯列模型

虫歯による痛みなどの気になる症状がない場合も、子どもの歯科検診は受けるようにしましょう。特に乳歯は虫歯になりやすく、進行がはやいという特徴があります。痛みも感じにくいため「気付かないうちに大きな虫歯になっていた」というケースも少なくありません。

虫歯にならないように予防することが大切ですが、虫歯になった場合も早期に発見し、治療を行うことでお子さまの負担も軽減できます。

そして、小さなうちからお口のケアの大切さを理解し、歯科検診の受診を習慣化することで、生涯にわたってお口の健康を意識するようになるでしょう。

子どもの歯科検診は保険適用?

子どもの歯科検診が保険適用できるか計算している様子

子どもの歯科検診は基本的に保険が適用されず自由診療になることがほとんどです。

ただし、なかには保険診療で検診を行なっている歯科医院もあります。歯科医院によって異なるため、通院予定の歯科医院で確認しておくといいでしょう。

子どもの歯科検診の費用

子どもの歯科検診の費用イメージ

上述のとおり、子どもの歯科検診は自由診療となることがほとんどです。自由診療の場合、歯科医院で料金設定を行えるため、費用は歯科医院によって異なります。自由診療の場合の子どもの歯科検診の費用相場は1,000円〜5,000円程度でしょう。

虫歯が見つかり、治療が必要になれば保険診療で治療を受けられます。通院にかかる費用が心配な場合は、電話で問い合わせしておくといいでしょう。

子どもの歯科検診の内容

子どもの歯科検診をしている様子

子どもの歯科検診で行われる主な内容は、以下の7つです。

  • 虫歯のチェック
  • 歯並びや噛み合わせのチェック
  • 磨き残しの確認
  • ブラッシング指導
  • クリーニング
  • シーラント(必要に応じて)
  • フッ素塗布

それぞれの内容について詳しく解説します。

虫歯のチェック

歯科検診では虫歯があるか確認します。3〜4ヶ月に1回の間隔で検診を受けていると、万が一虫歯があったとしても早期発見・早期治療が可能です。

虫歯は大きくなればなるほど大掛かりな治療が必要になり、痛みが出る可能性も高まります。そのため、定期的に歯科検診を受け、虫歯はないかチェックしてもらうことが非常に重要なのです。

歯並びや噛み合わせのチェック

歯科検診では、虫歯だけでなく歯並びや噛み合わせの状態も確認します。お子さまの場合は、歯の生え変わりがあるため歯並びや噛み合わせは日に日に変化します。

歯並びや噛み合わせが悪いと、虫歯や歯周病になるリスクが高まり、そのほかにもさまざまなトラブルの原因となる可能性があるため、定期的にチェックを受けることが重要なのです。

磨き残しの確認

日々の歯磨きを適切に行えているかも確認します。磨き残しがある部位や歯肉炎を起こしている部位などをチェックし、保護者の方にも説明します。

ブラッシング指導

磨き残しがある部位や虫歯リスクが高い部位などをしっかり磨けるようにブラッシング指導を行います。「どのような歯ブラシを使えばいいかわからない」「仕上げ磨きのやり方がわからない」など気になることがある場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。

クリーニング

自分では磨ききれない部分など細かなところまで、お子さまに適した方法でクリーニングします。乳児であれば歯ブラシを使用しますし、機械を用いたクリーニングが可能なお子さまであれば専用の機械を使用します。

シーラント(必要に応じて)

臼歯の噛む面の溝は、汚れが溜まりやすく虫歯の好発部位です。そのため、シーラントという予防処置を行うことがあります。シーラントとは、臼歯の溝に汚れが溜まらないようあらかじめプラスチック素材で埋める処置です。歯を削ることはありません。

また、シーラント材にはフッ素も含まれているため、再石灰化の促進効果も期待できます。

フッ素塗布

歯科医院できれいに歯のクリーニングをしたあとにフッ素塗布を行います。歯面清掃で汚れを取り除いたあとはフッ素を取り込みやすく、虫歯の予防に効果的です。

フッ素を1回塗布しただけでは十分な効果を得られません。定期的に継続して施術を受けることで効果を持続できます。

子どもが歯科検診を嫌がる場合の対処法

歯科検診を嫌がっている子ども

歯科医院に恐怖心をもつお子さまは少なくありません。歯科検診を嫌がるお子さまもいることでしょう。

普段見ることがない機械や聞くことがない音にびっくりすることもありますし、自分では見えないお口の中を触られることに抵抗感があるお子さまもいます。なかには過去に歯科医院でトラウマになるような経験をしたお子さまもいるかもしれません。

まずは歯科医院に慣れることが大切です。緊急度が高い治療が必要である場合以外は、無理な治療をしないほうがいいでしょう。少しずつ機械やお口に触れるトレーニングを行い「歯医者は怖くないところ」と理解してもらうことが大切です。

そのため、自宅でも「悪いことをしたら歯医者に連れて行くよ」「歯医者で痛い治療をしてもらうよ」など、歯科医院に対して恐怖心を抱くような声かけはしないようにしてください。

歯科検診の大切さを理解できる年齢のお子さまであれば、歯科医院でもお子さま本人に説明します。歯医者を受診する必要性を理解できれば、歯科検診や治療を頑張れるお子さまも多くいます。歯科検診後や治療後はたくさん褒めてあげてください。

また、お子さまと歯科医院の相性も重要なポイントとなります。恐怖心が強いお子さまの場合は、子どもの対応に慣れている小児歯科を選ぶといいでしょう。

まとめ

子どもの歯科検診にて健康な口元を維持できている子どもと親

子どもの歯科検診を受けるタイミングで悩まれる保護者の方は少なくありません。歯が生え始めたら歯科医院を受診し、慣れておくといいでしょう。

定期検診の頻度は3〜4ヶ月に1回のペースが理想的です。歯科医院で行われるフッ素塗布も3〜4ヶ月に1回のペースで受けるのがベストであるため、そのタイミングで検診を受けるといいでしょう。

また、万が一虫歯になっていたとしても、3〜4ヶ月に1回の間隔で歯科検診を受けていれば早期発見・早期治療が可能になります。虫歯にならないよう予防することがもちろん大事ですが、虫歯になった場合も大掛かりな治療が必要になる前に処置を受けることが大切なのです。

定期的に歯科検診を受けていれば、虫歯だけでなくそのほかのトラブルも早めに対処できます。そして、子どものうちから歯の大切さを理解し、正しいセルフケアを覚え、定期検診を習慣化させておくことが、将来のお口の健康につながるでしょう。

子どもの歯科検診を検討されている方は、東京都墨田区、「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院ではさまざまな歯のトラブルのご相談・治療をお受けしています。診療内容はこちらWeb予約は24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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