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歯科ドックってなに?検査内容や費用、メリット・デメリットの紹介!

こんにちは。東京都墨田区「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」です。

歯科ドックを受けている女性

歯科ドックをご存じですか。歯科ドックとは、お口の健康状態を総合的にチェックするための検査です。歯科医院で行う一般的な定期検診でもお口の中の異常を確認しますが、歯科ドックではさらに詳細な検査が行われます。

では、歯科ドックでは具体的にどのような検査を行うのでしょうか。また、歯科ドックを受けるとどのようなメリットがあるのでしょうか。

この記事では、歯科ドックで行う具体的な検査内容や検査の流れ、費用、そして歯科ドックを受けるメリット・デメリットについて詳しく解説します。歯の健康を守りたいとお考えの方や歯科ドックを受けようかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

歯科ドックとは

歯科ドックを受けている女性

歯科ドックとは、歯や歯茎、歯を支える顎の骨などの歯周組織だけでなく、口の中の粘膜や唾液、顎関節、舌の状態などを総合的に検査するものです。加えて、患者さんの生活習慣も確認し、そこから生じている問題の原因を探ります。

いわばお口の人間ドックのようなもので、一般的な歯科検診よりも詳しい検査を行い、自覚症状のない初期の虫歯や歯周病、口内炎、さらには口腔がんの早期発見にも役立ちます。また、将来的な歯のトラブルの予測もできるため、予防のための重要な手段となります。

歯科ドックの検査内容

歯のレントゲン写真

歯科ドックで行う検査内容は、歯科医院によって多少異なりますが、一般的なものとしては以下の項目があります。

問診・視診

問診では、歯の痛みや出血、腫れなど、現在のお口の状態で気になる症状がないかを確認します。さらに、喫煙や飲酒、食生活など、お口の健康に影響を与える生活習慣についてもお伺いします。

次に、歯科医師が直接お口の中を診察し、虫歯や歯周病の兆候の有無、歯の摩耗や詰め物・被せ物の状態をチェックしていきます。

歯科医院によっては、お口の中をカメラで撮影する口腔内写真撮影を行い、お口の中の全体像や歯列、レントゲンでは記録できない歯茎の状態などを記録していきます。

レントゲン撮影

レントゲン撮影で、歯の根や顎の骨の状態を確認します。レントゲン撮影をすることで、肉眼では確認できない虫歯や顎の骨の異常、歯の生え方の問題などが発見されることがあります。具体的には、歯にひびが入っていないか・歯を支える骨が溶けていないか・歯の根の周囲に炎症が起こっていたり膿が溜まっていたりしていないかなどを確認します。

CT検査

必要に応じて、CT検査を行うこともあります。CT検査では、より詳細な三次元画像で、歯や顎の骨の状態を把握できます。特にインプラント治療を予定している場合や、顎の異常が疑われる場合には有用な検査です。

唾液検査

唾液検査は患者様の唾液を使い、唾液の分泌量や成分を分析することで、問診や視診では把握できない、虫歯や歯周病のなりやすさを予測して評価する検査です。

唾液検査で分析する項目は歯科医院によって異なりますが、唾液中に含まれる虫歯菌の量や唾液の酸性度、唾液の分泌量などを検査します。

歯周ポケット検査

歯と歯茎の間にある歯周ポケットの深さを測定し、歯周病の進行度を評価します。歯周ポケットが深いほど、歯周病が進行している可能性が高いため、早期に治療を受ける必要があるでしょう。

口腔がん検査

歯だけでなくお口の中の粘膜や舌、歯茎などに異常がないかを確認します。口腔がんは初期段階では自覚症状が少ないため、定期的に検査を受けることが非常に重要です。

咬合分析

歯並びや噛み合わせの状態を分析します。噛み合わせが悪いと歯の摩耗や顎関節症、頭痛などを引き起こす原因となるため、治療が必要となるケースがあります。

歯科ドックの流れと診察時間

歯科ドックの診察時間イメージ

歯科ドックの基本的な流れは、以下の通りです。

事前カウンセリング

まずカウンセリングを行い、歯科医師に現在の症状や悩みについて相談します。その後、特定の問題に対する検査や総合的な検査など、実施する検査内容を決定します。

検査の実施

事前カウンセリングに基づき、必要な検査を行っていきます。検査内容によって診察に必要な時間は異なりますが、通常は1〜2時間程度が目安です。問診や視診、レントゲン撮影、唾液検査などを一通り行い、その後、結果を分析します。

検査結果の報告と治療の提案

検査結果の説明や今後の治療方針、予防策について歯科医師から説明を受けます。必要に応じて追加検査が提案されることもあります。

歯科ドックの費用と保険適用について

歯科ドックの費用イメージ

歯科ドックは保険適用の対象にならないことが多いです。費用が全額自己負担となるため、高額になる場合が多いでしょう。基本的な費用は2万円〜5万円程度が目安となりますが、使用する機器や検査の内容によっては、費用がさらに高額になる場合があります。

検査内容は歯科医院によって異なります。そのため、希望する検査がオプション扱いになる場合もあり、追加検査を希望する場合は別途料金が発生します。これにより、総額が予想より高くなることもあるため、事前に検査内容と費用の確認が必要です。

歯科ドックのメリット・デメリット

歯科ドックのメリット・デメリットイメージ

では、歯科ドックを受けるとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは、歯科ドックを受けるメリット・デメリットについて解説します。

歯科ドックのメリット

歯科ドックのメリットは、以下のとおりです。

問題を早期に発見できる

歯科ドックを受けることで、定期検診で見逃されやすい問題を早期に発見できる可能性があります。特に初期の虫歯や歯周病、さらには口腔がんのリスクもチェックできるため、万が一問題が起こっていても早期に対処できます。

総合的な診断ができる

歯科ドックではお口の中の状態だけでなく、顎や歯並び、噛み合わせも確認します。お口の中を総合的に診断するため、歯の健康を維持するための適切な治療や予防策を具体的に立てやすくなります。

一人ひとりに合わせたアドバイスが受けられる

検査結果をもとに一人ひとりに合わせたアドバイスを受けられる点もメリットです。生活習慣の聞き取りや唾液検査、歯周ポケット検査などをもとに、一人ひとりのリスクに応じた予防策や治療方針が提案されるため、口内の健康維持に役立ちます。

歯科ドックのデメリット

歯科ドックにはメリットだけでなくデメリットもあります。どちらも理解したうえで、歯科ドックを受けるか検討しましょう。歯科ドックのデメリットは、以下のとおりです。

費用が高額になる

歯科ドックは一般的に自費診療となり、全額自己負担になるため費用は高額になることが多いです。また、追加検査が発生する場合には、その分の費用もかかるでしょう。どれくらいの費用がかかるのか事前に歯科医師に確認することが重要です。

診察時間がかかる

通常の歯科検診よりも詳細に調べる検査が多いため、診察時間が長くなることがあります。仕事や日常生活が忙しい方は、時間の確保が難しいかもしれません。

過剰診断のリスクがある

詳細な検査によって、特に症状が出ていない段階の問題も発見されることがあります。これにより過剰診断となり、不必要な治療を提案される可能性も否定できません。

まとめ

歯科ドックを受けている女性

今回は、歯科ドックで行う検査内容や検査の流れ、メリット・デメリットなどについて解説しました。

歯科ドックは、口腔内の健康を総合的にチェックできる検査です。一般的な歯科検診では確認しきれない部分までしっかり検査するため、お口の中の隠れた問題を早期に発見することができます。

費用や時間がかかる点はデメリットですが、お口のトラブルを未然に防ぐためには非常に効果的な選択肢です。この記事を参考にしていただき、お口の健康を守る歯科ドックを検討してみてください。

歯科ドックを検討されている方は、東京都墨田区「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院ではさまざまな歯のトラブルのご相談・治療をお受けしています。診療内容はこちらWeb予約は24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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