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インプラントの耐用年数(寿命)は?短くなる原因や延ばす方法を解説!

こんにちは。東京都墨田区「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」です。

インプラントの耐用年数を説明する歯科医師

インプラント治療は失った歯を補う方法ですが、インプラントの耐用年数が気になる方も多いでしょう。一般的に、インプラントの寿命は10〜15年とされていますが、適切なケアを行えばさらに長く使用することも可能です。

しかし、日常のケアが不足するとインプラントの寿命は短くなり、再治療が必要になるリスクが高まります。

この記事では、インプラントの耐用年数の目安に加え、寿命を短くする要因や長持ちさせるための具体的な方法について詳しく解説します。インプラントをできるだけ長く快適に使うために、日常のケアや定期的なチェックの重要性を確認しておきましょう。

インプラントの耐用年数(寿命)とは

インプラントの耐用年数を説明するイメージ

一般的に、インプラントの寿命は10〜15年程度と言われています。適切なケアを行うことでさらに長く使用できる可能性が高まるでしょう。

顎骨に埋め込まれる人工歯根であるインプラント体は、チタンなど耐久性の高い素材で作られており、正しいメンテナンスを続ければ20年以上使用することも可能です。

ただし、インプラントの寿命には個人差があり、口腔内の環境や日常のケア方法が大きく影響します。

インプラントの耐用年数が短くなる原因

インプラントの耐用年数を短くする原因のインプラント周囲炎になり

インプラントは適切なケアを行えば長く使用することが可能ですが、何らかの要因によって寿命が短くなる場合もあります。インプラントの寿命を縮める主な原因は、以下のとおりです。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎は、インプラントの寿命を短くする代表的な原因です。口腔ケアが不十分で汚れが蓄積すると、インプラントの周囲に細菌が繁殖して炎症が引き起こされ、天然歯の歯周病に似た症状が見られます。

初期症状には歯ぐきの腫れや出血、違和感などがあります。進行すると、インプラントを支える骨が溶けて不安定になり、脱落のリスクも高まるでしょう。

メンテナンス不足

インプラントのメンテナンス不足も、寿命を縮める原因の一つです。

インプラントは治療後も定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンスでは、歯科医院でインプラントの状態を確認し、必要に応じてアバットメントを締め直したり、インプラント周辺のケアを行ったりします。

しかし、歯科医院でのメンテナンスを怠ると、インプラントにトラブルが起こっていても気づけません。アバットメントの緩みなどにも気が付かず、インプラントが外れる恐れがあるのです。

噛み合わせの不具合

インプラントの寿命は、噛み合わせの不具合がある場合も短くなる可能性があります。噛み合わせが不均衡で特定のインプラントに過度の力がかかると、ダメージが加わり耐用年数が短くなる原因になるのです。

また、歯ぎしりや食いしばりの癖があり、インプラントに過剰な負荷がかかった場合も、人工歯の破損などに繋がります。

不健康な生活習慣

不健康な生活習慣もインプラントの寿命を短くする大きな原因の一つです。例えば喫煙は、口腔内の血流を悪くし、インプラント周囲の組織の健康を保ちにくくします。

また、睡眠不足や過度の飲酒も免疫力を低下させ細菌に感染しやすくなり、インプラント周囲で炎症が起こりやすくなります。他にも、栄養バランスの偏りやストレスなどもインプラントの寿命を短くする原因につながるでしょう。

インプラントの耐用年数を延ばす方法

インプラントの耐用年数を伸ばすためのデンタルフロスや歯間ブラシ

インプラントの耐用年数を延ばすためには、日常的なケアや生活習慣の見直しが欠かせません。ここでは、インプラントを長く快適に使うための、具体的な方法を解説します。

これらの方法を実践すれば、インプラントの耐用年数を延ばすことが期待できます。

毎日の徹底した口腔ケア

インプラントを長持ちさせるには、毎日の口腔ケアが基本です。インプラント周囲には細菌がたまりやすいため、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも使ってインプラント周囲の汚れをしっかり取り除きましょう。

適切なブラッシングで口腔内を清潔に保つことで、インプラント周囲炎の予防につながります。また、殺菌作用のある洗口液を使用することで、さらに効果的にケアできるでしょう。

定期的な歯科検診

インプラントの健康を保つためには、定期的な歯科検診が欠かせません。歯科医院で口腔内やインプラントの状態をチェックしてもらったりクリーニングを受けたりすることで、インプラント周囲の健康を維持できます。

また、歯科医院を定期的に受診することで、何かトラブルが起こっていた場合も早期に発見・対処できるため、インプラントが長持ちしやすくなるでしょう。

定期検診の頻度は、一般的には、3〜6ヶ月に一度が目安とされていますが、患者様によって適切な頻度は異なります。そのため、歯科医師に指示された頻度で通いましょう。

噛み合わせの調整

噛み合わせが乱れると、インプラントに過剰な負荷がかかって耐用年数が短くなる原因になることがあります。定期的に歯科医院で噛み合わせのチェックをし、必要に応じて調整を行せば、インプラントへの負担を減らして寿命を延ばすことにつながるでしょう。

また、歯軋りや食いしばりの癖がある方は、強い力がインプラントにかかっている可能性が高いです。医師に相談し、マウスピースなどを使って歯への負担を減らすことが、インプラントを長く使用するには重要です。

健康的な生活習慣を心がける

生活習慣もインプラントの寿命に影響を与えます。特に喫煙はインプラント周囲の血流を悪化させ、炎症を引き起こしやすくするため、禁煙が望ましいでしょう。

また、バランスの取れた食事や適度な運動で免疫力を保って、インプラント周囲の健康を維持し、トラブルを防ぐことも重要です。他にも十分な睡眠を取ったりストレスの管理をしたりして全身の健康状態を良好に保てば、インプラントの寿命を長くすることにつながります。

インプラントが寿命を迎えたときの対処法

インプラントが寿命を迎え対策として用いられる入れ歯やブリッジ

インプラントが寿命を迎えた場合、再治療や新たな対策が必要になることがありますが、インプラントや周囲の骨の状態に応じて適切な対処法は異なります。

歯科医師に相談し、再埋入や代替手段についての具体的なアドバイスを受けることが大切です。

また、セカンドオピニオンを求めることで、より多くの情報を得てよりご自身にあった方法を選べるでしょう。ここでは、一般的な対処法をご紹介します。

再治療を行う

インプラントが寿命を迎えた場合、再治療を行うという選択肢があります。インプラント周囲の骨の状態が良好であれば、インプラント体を埋入し直せることが多いです。

ただし、インプラント体の埋入には再度手術が必要なため、インプラント周囲の骨の状態が良好であっても、全身の健康状態によってはできないこともあります。

また、インプラントの長期使用によって周囲の骨が減少している場合には、骨の再生治療が必要になることがあるでしょう。その場合は骨移植や再生治療を行うことで骨量を増やし、インプラントが安定するようにします。

最新の再生医療技術を活用することで、従来よりも効果的な骨の再生が期待できます。

ブリッジや義歯の使用に切り替える

インプラントの再埋入が難しい場合は、患者さまの負担を軽減するためにブリッジや義歯(入れ歯)に切り替えるのも選択肢の一つです。

ブリッジは隣の歯を土台にして橋渡しをするように被せ物を装着する方法で、義歯は取り外し可能で欠損箇所の隣の歯にバネを引っ掛けて装着します。これらの方法はインプラントよりも身体への負担が少ないです。

ただし、ブリッジの場合は健康な隣接歯を削る必要があり、義歯の場合は会話や食事の際にズレたり外れたりします。すそれぞれにデメリットもあるので、考慮したうえで検討しなければいけません。

再手術を避けたい方やインプラントが難しい状況にある場合には、良い代替手段でしょう。

まとめ

インプラントのメンテナンスを行い美味しく食事する女性

インプラントの耐用年数は平均で10〜15年とされており、適切なケアを行えばさらに長期間使用することが可能です。

しかし、インプラント周囲炎や噛み合わせの問題、生活習慣などが原因で寿命が短くなることもあります。寿命を延ばすためには、日々のブラッシングやフロスを用いた口腔ケアに加え、歯科医院での定期検診が欠かせません。

また、噛み合わせの調整や生活習慣の見直しも、インプラントを長持ちさせることに繋がります。

インプラントが寿命を迎えた場合には、再埋入やブリッジ・義歯への切り替えといった選択肢があります。歯科医師と相談して、ご自身にあった方法を選択しましょう。

インプラントを検討されている方は、東京都墨田区「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院ではさまざまな歯のトラブルのご相談・治療をお受けしています。診療内容はこちらWeb予約は24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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