虫歯の初期症状は？自分で改善できる？対処法や治療方法と治療費用
こんにちは。東京都墨田区「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」です。
虫歯は、多くの人が経験する口腔内の病気の一つです。初期段階では自覚症状が少なく、自分では気付きにくいことが多いです。初期症状を理解しておけば、早い段階で気づいて治療を開始できるかもしれません。
この記事では、初期虫歯の症状や治療方法、治療費用について説明します。虫歯に関する知識を深め、早期発見・治療の重要性を理解して健康な歯を維持しましょう。
虫歯の初期症状
虫歯の初期段階では、痛みなどの自覚症状が少なく気付きにくいとされています。そのため、虫歯の初期症状を把握し、早めに気づくことが重要です。
歯の表面が変化する
初期の虫歯では、歯のエナメル質が酸によって溶かされて、歯の表面に白く濁った部分が現れることがあります。この状態は脱灰と呼ばれ、エナメル質がダメージを受け始めているサインです。
また、進行すると茶色もしくは黒に変色することもあるでしょう。歯の表面の変色はご自身でも確認しやすいので、歯磨きの際などによく確認してみてください。
冷たいものや甘いものがしみる
虫歯の初期段階では、冷たいものや甘いものを口にした際に軽くしみる場合があります。これはエナメル質が薄くなり、歯の内部組織が刺激を受けやすくなっていることが原因です。
食べ物が歯に詰まる
食べものが同じ場所につまりやすいことも、虫歯の初期症状に挙げられます。特に、今まで食べ物がつまらなかった場所に繰り返しつまるようになった場合は、虫歯の可能性が高いです。
放置すると虫歯がさらに進行する恐れがあるため、早めの対策が求められます。
フロスが引っかかる
デンタルフロスが引っかかる、またはスムーズに通らないと感じることもあります。この現象は、虫歯が歯と歯の間にでき始めている兆候かもしれません。
歯と歯の間はブラッシングだけでは十分に清掃できないため、虫歯が発生しやすい場所です。虫歯が進行すると、エナメル質が溶けて歯の表面が粗くなるため、フロスを通す際に引っかかることがあるのです。
また、虫歯によって歯の間に小さな穴や溝ができた場合も、フロスが引っかかるでしょう。
歯茎の周辺に違和感が生じる
初期虫歯が歯の根元に近い場合、歯茎の周辺に軽い違和感や腫れが発生することがあります。これは、虫歯が歯茎に影響を及ぼし始めている兆候かもしれません。
口臭が気になる
初期段階でも、虫歯菌の活動により口臭が発生することがあります。虫歯菌が口内で増殖することにより、不快な臭いを発生させるためです。
歯磨きをしても口臭が改善しない場合は、虫歯の可能性を疑うべきかもしれません。
初期虫歯は自分で改善できる？
初期の虫歯は、歯磨きを丁寧にしたり食生活を見直したりすることで改善できる可能性があります。
ただし、初期虫歯は自覚症状が少ないため、虫歯かどうか自分で判断するのは難しいでしょう。また、虫歯が改善されているかどうかもご自身で判断するのは困難です。
虫歯かもしれないと感じたら、速やかに歯科医院を受診しましょう。
虫歯の初期症状が現れたら
虫歯かもしれないと感じたときには、速やかに歯科医院を受診することが大切です。
しかし、仕事などが忙しくすぐに受診できないこともあるでしょう。この場合、セルフケアを丁寧に行えば、虫歯の進行を抑えられるかもしれません。
ここでは、初期虫歯がある場合に行うべきセルフケアを紹介します。
歯磨きの見直しと実践
初期虫歯の進行を抑えるには、毎日の歯磨きが重要です。歯垢をしっかり除去し、虫歯の原因菌が増殖するのを防ぎましょう。
特に、就寝前の歯磨きが重要です。就寝中は唾液の分泌量が減少するため、口腔内で細菌が増殖しやすくなります。そのため、磨き残しがあると虫歯が進行するリスクが高まります。
歯垢が溜まりやすい場所や歯と歯の隙間を意識しながら、正しいブラッシングを心がけましょう。歯間ブラシやデンタルフロスを使用すれば、歯間の汚れを効果的に取り除くことができます。
フッ素製品を活用する
初期虫歯にはフッ素が効果的です。フッ素には、エナメル質を強化し、再石灰化を促進する効果があります。そのため、フッ素配合の歯磨き粉や洗口液を使うことで、虫歯の進行を防げます。
生活習慣の見直し
虫歯の初期症状が現れたら、食生活や生活習慣を改善することも重要です。特に、糖分の多い飲食物を避けたり間食の頻度を減らしたりすれば、虫歯菌の活動を抑えることができます。
また、カルシウムやビタミンDを多く含む食品を積極的に摂ると、歯の再石灰化をサポートできます。
初期虫歯の治療方法
虫歯の治療は、虫歯の進行度に応じてさまざまな方法があります。脱灰している段階にとどまっている初期虫歯の場合、侵襲的な治療を避けることができる場合が多く、歯を削らずに改善できるかもしれません。
以下に、主な治療方法を紹介します。
クリーニング
初期虫歯の治療や予防として、歯科医院で行うクリーニングは非常に有効です。歯科クリーニングでは、日常の歯磨きでは取り切れないプラークや歯石を除去し、虫歯の進行を防ぐことができます。
特に、歯と歯の間や歯ぐきの近くは、ブラッシングでは十分に清掃しにくい部分です。これらの箇所に蓄積したプラークを放置すると、虫歯菌が繁殖し、虫歯が進行する原因となります。
歯科医院でのクリーニングは、専用の器具や超音波スケーラーを使用することで、細部まで丁寧に清掃します。
また、クリーニングを受けることで、歯の表面が滑らかになり、汚れやプラークがつきにくくなるというメリットもあります。フッ素塗布と組み合わせることで、エナメル質を強化して虫歯予防効果をさらに高めることができます。
初期虫歯の段階では、クリーニングのみで十分な治療効果が得られる場合もあります。定期的にクリーニングを受けることで、口腔内を健康な状態に保ち、虫歯の再発を防げます。
フッ素塗布による再石灰化の促進
歯科医院では、濃度の高いフッ素を歯の表面に塗布することが可能です。市販されている歯磨き粉などよりも高濃度のフッ素を扱えるので、効果的に初期虫歯を改善できます。
フッ素の作用で、エナメル質の再石灰化を促して歯を強化するのです。
レジン充填
虫歯が軽度でも、歯に小さな穴ができている場合には削ってコンポジットレジンという樹脂を詰めて治療します。初期段階の虫歯であれば歯を削る量を抑えられるので、短時間で治療が完了します。
初期虫歯の治療費用
初期虫歯の治療費用は、選択する治療方法や通院する歯科医院によって異なります。保険が適用される範囲内で受けられる治療も多いですが、自費診療の場合は費用が高くなる傾向があります。
以下に、主な治療法ごとの費用目安を紹介します。
クリーニングの費用
クリーニングは、保険適用の場合1,000円〜3,000円程度で受けることが可能です。保険適用外でプロフェッショナルケアを希望する場合は、5,000円〜1万円程度になることがあります。
フッ素塗布の費用
フッ素塗布は、保険が適用される場合数百円から1,000円程度で受けられる治療です。
ただし、効果は永続的ではないので、定期的に受ける必要があります。継続的に費用がかかる点に留意してください。
レジン充填
コンポジットレジンによる充填治療は、保険適用の場合1,500円〜3,000円程度で受けられます。軽度の虫歯の治療で選択されることが多く、低コストなことが特徴です。
その他の費用
定期検診の際にかかる診察料や、必要に応じて行われるX線検査の費用も考慮する必要があります。保険が適用される場合、数百円から数千円程度が目安です。
まとめ
虫歯の初期症状は、歯の白い斑点や冷たい飲み物への敏感さなど、軽微で気づきにくいです。
しかし、初期段階から対処すれば、進行を抑えたり改善したりすることが可能です。セルフケアでは、フッ素の活用や正しい歯磨きの実践、食生活の見直しが重要です。
ただし、本当に虫歯かどうか、セルフケアで虫歯を改善できたのかは、ご自身では判断できません。虫歯の初期症状が見られた場合は、速やかに歯科医院を受診しましょう。
また、治療費用は選択する治療方法や保険が適用されるかどうかによって異なります。事前に費用の目安を確認しておきましょう。
虫歯治療を検討されている方は、東京都墨田区「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院ではさまざまな歯のトラブルのご相談・治療をお受けしています。診療内容はこちら、Web予約は24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
