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入れ歯が合わないときはどうしたらいい?対処法を解説!

こんにちは。東京都墨田区「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」です。

入れ歯が合わなくなり気にする高齢男性

入れ歯は、歯を失った際に使用する人工歯のひとつです。入れ歯は患者様一人ひとりのお口に合うように作製しますが「入れ歯が合わない気がする」と、日々の生活のなかで感じることもあるでしょう。合わない入れ歯を使用し続けるとさまざまなリスクを伴うため、注意が必要です。

この記事では、合わない入れ歯を使用している際に現れる症状や合わなくなる原因などについて解説します。対処法もご紹介しますので、入れ歯が合わないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

入れ歯が合わないときに現れる症状

入れ歯が合わなくなり痛みを感じる高齢女性

入れ歯が合わないときには、以下のような症状が現れるケースが多いです。

噛んだときに痛みがある

入れ歯が合っていないと、食べ物を噛んだときに痛みを感じる場合があります。入れ歯がお口にフィットしていないと、口腔内の組織や歯茎に負担がかかって痛みが生じやすくなるのです。

特に、食事の際は何度も噛むため、入れ歯が歯茎に当たることで痛みを引き起こしているケースが多いでしょう。

外れやすい

入れ歯が外れやすい場合も、合っていない可能性が高いです。床の形状が歯茎に合っていないと隙間ができるため、入れ歯が外れやすくなります。また、人工歯が高すぎる場合も、入れ歯が外れやすいでしょう。

ただし、入れ歯を調整することで改善されることもあるため、担当の歯科医師に相談すると良いでしょう。

喋りにくい

入れ歯が合わない場合、喋りにくさを感じることもあります。入れ歯が合っていないと違和感や不快感が生じるため、発音にも悪影響を与えます。また、合わない入れ歯を装着するとズレて発音が難しくなることもあるでしょう。

食べ物の温度がわかりにくい

入れ歯によっては口腔内の粘膜を大きく覆うため、食べ物の味や温度がわかりにくくなるケースがあります。特に、保険適用の入れ歯の場合はプラスチック素材で作られています。強度をもたせるために厚く作られているため、食べ物の温度を伝えにくいのです。

食事を楽しめなくなる場合もあるため、歯科医師に確認してもらいましょう。

吐き気がする

入れ歯が合っておらず、土台部分が喉に触れると、吐き気を催すことがあります。特に、土台部分が長すぎたり余計な部分があったりすると、喉に刺激を与えて吐き気を引き起こすことがあるのです。

ただし、噛み合わせの調整や入れ歯デザインを変更することで改善できるケースが多いでしょう。

入れ歯が合わなくなる原因

長く使用して合わなくなった入れ歯

入れ歯が合わなくなる原因は、主に以下の3つです。

歯茎の変化によるもの

入れ歯が合わなくなる主な原因のひとつは、歯茎の変化です。入れ歯は歯茎にしっかりフィットさせることが重要ですが、加齢や体調の変化によって歯茎の形が変わる場合があります。また、歯を失って歯茎が痩せることもあるでしょう。

これによって、入れ歯との間に隙間ができるとフィット感が低下することがあります。さらに、入れ歯と歯茎の間に空気が入り込むと安定性が損なわれ、しっかり噛むことが難しくなる場合もあります。

顎関節の変化によるもの

顎関節の変化によって入れ歯が合わなくなることもあります。通常、入れ歯は顎の骨によって支えられていますが、加齢とともに顎の骨の新陳代謝は低下し、少しずつ痩せていきます。

顎の骨が痩せることで歯茎と入れ歯の間に隙間が生じ、密着感が低下するだけでなく痛みを感じることもあるでしょう。特に、入れ歯は天然の歯に比べて噛む力が骨に伝わりにくいため、顎の骨がさらに痩せることがあります。

入れ歯の劣化によるもの

入れ歯自体の劣化も、合わなくなる原因のひとつです。例えば、毎日食事をすることで入れ歯の表面がすり減り、噛み合わせが変化します。また、保険が適用される入れ歯は金属やプラスチックで作られているため、時間の経過とともに劣化し、形状が変化することがあるのです。

その結果、次第にフィット感が低下し、違和感を覚えるケースも少なくありません。

合わない入れ歯を使用し続けるリスク

合わない入れ歯を使用し続けるリスクのイメージ

合わない入れ歯を使用し続けると、以下のようなリスクがあります。

肩こりや頭痛を引き起こす

合わない入れ歯を使い続けると、顎に負担がかかります。特に、顎の筋肉が緊張すると首や肩の筋肉にも影響を及ぼし、肩こりや頭痛の原因になります。また、噛み合わせのバランスが崩れると全身の重心にも影響を与えるため、腰痛や眼精疲労などの症状が現れることもあるでしょう。

健康な歯に負担がかかる

合わない入れ歯を使い続けると、健康な歯にも負担がかかるため注意が必要です。入れ歯が適切にフィットしていないと噛みにくくなり、特定の歯に過度な負担が集中します。その結果、歯を支える歯肉にもダメージを与える可能性があるのです。

合わない入れ歯を使い続けることで健康な歯にも悪影響を及ぼし、口腔全体のバランスが崩れることもあるでしょう。

口腔内が傷つきやすくなる

合わない入れ歯を使い続けると、口腔内を傷つけるリスクがあります。入れ歯がズレることで力が均等にかからず、歯茎や粘膜が擦れて炎症や痛みを引き起こすことがあるのです。また、口内炎のリスクも高まるため注意が必要です。

顎関節症の原因になる

合わない入れ歯を使用し続けると、顎関節症の原因にもなります。特に、入れ歯がフィットしておらず、噛み合わせが合っていないと、片側の顎に過剰な負担がかかります。その結果、口を開閉しにくくなったり、開閉時に音が鳴ったりすることがあるのです。

入れ歯が合わないときの対処法

入れ歯が合わなくなり歯科医院で相談する様子

入れ歯が合わないと感じたときには、以下のような対処法があります。

硬い食べ物を避ける

入れ歯が合わないときは、硬い食べ物を避けましょう。特に、はじめて入れ歯を装着した際は、口腔内に違和感を覚えやすいです。硬い食べ物を入れ歯で噛むと違和感が強くなるケースがあるため、初めは柔らかい食べ物から食べるようにしましょう。

口腔内を確認する

入れ歯が合わないと感じるときには、口腔内を確認することが大切です。口腔内が乾燥していたり歯肉炎などのトラブルがあったりすると、入れ歯が合わなくなることがあります。乾燥でフィットしない場合は水分補給を行い、口腔内を潤すことが大切です。

また、歯肉炎の場合は歯科医師による適切な処置が必要になります。軽度の場合は口腔ケアを徹底することで改善する場合もあるでしょう。

入れ歯をチェック・再装着する

入れ歯が合わないと感じる場合は、入れ歯に異常がないか確認し、再装着しましょう。入れ歯に汚れがある場合は専用のクリーナーやブラシを使用して洗浄します。入れ歯を綺麗な状態にしてから装着することで、快適な使用感を維持できるでしょう。

また、入れ歯を一度外して、再装着することで改善されるケースもあります。

歯科医院を受診する

入れ歯が合わない場合は、歯科医院を受診しましょう。ご自身で対処できる場合もありますが、根本的な原因を改善するためには歯科医師に入れ歯の状態を確認してもらう必要があります。

合わない入れ歯を使い続けると口腔内や全身にトラブルを引き起こす可能性があるため、ご自身で対処しても改善が見込めない場合は、すぐに歯科医師に相談しましょう。また、定期的に歯科医院を受診することで、異常があった場合でも早期に発見・対処してもらえます。

まとめ

入れ歯を直したことで普段通り食事できるようになった高齢女性

歯茎が変化したり劣化したりすると、入れ歯が合わなくなることがあります。入れ歯が合わないと痛みが現れたり外れやすくなったりします。また、顎関節症や頭痛、肩こりなどの全身の不調につながることもあるでしょう。精神的・身体的ストレスがかかるため、早急に対処することが重要です。

「入れ歯が合わないかも?」と感じたら歯科医院を受診して確認してもらうことで改善されるケースがほとんどです。自身に合った入れ歯で毎日の食事や会話を楽しめるようにしましょう。

入れ歯を検討されている方は、東京都墨田区「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院ではさまざまな歯のトラブルのご相談・治療をお受けしています。診療内容はこちらWeb予約は24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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