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銀歯をセラミックに!メリットや素材の種類、費用も詳しく解説!

こんにちは。東京都墨田区「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」です。

銀歯とセラミックの歯のイメージ

セラミックは、銀歯に比べて自然な見た目と高い耐久性を兼ね備えているため、多くの方に選ばれています。特に、銀歯の見た目が気になる場合や金属アレルギーが心配な方にとって、セラミックへの交換は有効な選択肢です。

ただし、治療費は保険適用外となるため、事前に費用相場を把握しておくことが重要です。

本記事では、銀歯からセラミックに交換するメリットやデメリット、費用について詳しく解説します。

銀歯からセラミックにするメリット

銀歯からセラミックにするメリットのイメージ

銀歯をセラミックに交換することで、見た目が自然になるだけでなく、虫歯の再発予防や健康面でもさまざまな利点があります。ここでは、主な4つのメリットをご紹介します。

自然で美しい見た目を手に入れられる

銀歯は、話したり笑ったりしたときに目立ちやすいのが難点です。奥歯にある場合でも、口を開けた際に銀色が見えるため、気になる方も多いのではないでしょうか。

一方、セラミックは天然歯に近い色合いや透明感を再現でき、周囲の歯との違和感がほとんどありません。白く透明感がある歯が手に入ることで清潔感が増し、第一印象もよくなるでしょう。

虫歯や歯周病のリスクを軽減できる

銀歯は時間の経過とともに変形しやすく、天然の歯との間に隙間が生じることがあります。この隙間に汚れや細菌が入り込むと、土台となる天然の歯が虫歯になる可能性があります。さらに、銀歯の表面は汚れを吸着しやすいため、口内環境が悪化しやすいです。

一方でセラミックには、歯としっかり適合し、汚れがつきにくいという特性があります。そのため、銀歯と比較して虫歯や歯周病になりにくく、長期的に健康な歯を維持しやすいでしょう。

金属アレルギーのリスクがない

銀歯は金属であり、唾液によって微量の金属イオンが溶け出すことがあります。この金属イオンが体内に蓄積されることで、金属アレルギーを引き起こす可能性も否定できません。口の中の炎症や皮膚のかゆみ、全身に湿疹が出ることがあるのです。

一方でセラミック治療に使用される素材のなかには金属を一切含まないものもあります。金属を使用しないセラミックの歯を選択すれば、金属アレルギーの心配がありません。

金属アレルギーの方や、将来的なリスクを避けたい方にとって、安全な選択肢といえるでしょう。

歯茎の黒ずみを防げる

銀歯を長期間使用すると、金属が溶け出し、歯茎に沈着して黒ずむことがあります。この変色は簡単に元に戻すことができず、見た目の悩みにつながることもあります。

一方で、金属を使用しないセラミックを選択すれば、歯茎への影響がなく、黒ずみの心配もありません。特に前歯や笑ったときに見える部分の治療を考えている場合、セラミックにすることで口元の美しさを長く保つことが可能です。

銀歯からセラミックにするデメリット

銀歯からセラミックにするデメリットのイメージ

銀歯をセラミックに交換すると、見た目が自然になり、金属アレルギーのリスクも減らせます。

しかし、いくつかのデメリットもあるため、慎重に判断することが大切です。以下では、銀歯をセラミックに交換する主なデメリットを解説します。

費用がかかる

銀歯は保険が適用されるため、セラミックに比べると安価に治療できます。

一方で、セラミックを使用した治療は審美性を重視した治療のため保険が適用されません。自由診療となるため、治療費が高額になりやすいです。選択する素材によっても価格は異なり、耐久性や見た目の美しさを求めるほど費用がかかるでしょう。

歯を削る必要がある

セラミックに強度をもたせるためには厚みが必要です。そのため、歯を削る量が増える傾向にあります。削る量が多くなると、歯の神経に刺激が加わり、しみる症状が現れる可能性もあります。

割れるリスクがある

銀歯は金属製のため、強い衝撃を受けても破損しにくいです。

一方で、セラミックの歯に強い衝撃が加わると割れることがあります。特に奥歯をセラミックにする場合や歯ぎしりの癖がある方は注意が必要です。耐久性の高いセラミックの素材を選ぶほか、ナイトガードという専用のマウスピースを装着することでリスクを軽減できます。

セラミック歯の主な種類

白く輝くセラミックの歯

セラミック歯にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。使用する部位や目的に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、代表的なセラミックの素材について解説します。

ジルコニア

ジルコニアは、セラミックのなかでも特に強度が高い素材です。耐久性に優れているため、奥歯の治療にも使用されます。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方でも、割れるリスクが低く、長期間使用できるのが特徴です。また、見た目も自然で、審美性にも優れています。

ただし、自分の歯よりも硬いため、噛み合う歯がすり減る可能性がある点には注意が必要です。

オールセラミック

オールセラミックとは、金属を一切使用せず、セラミックのみで作られた素材です。透明感があり、天然歯に近い色合いを再現できるため、特に前歯の治療に使用される傾向があります。

その一方で、強い力が加わると割れることがあるため、噛み合わせの力が強い場合や奥歯には向いていないこともあります。強度と審美性のバランスを考えながら選ぶことが大切です。

e-max

e-maxとは、ガラスセラミックスを強化した素材です。透明感があり、天然の歯に近い美しさを再現できます。また、硬すぎないため、噛み合う歯を傷つけにくいのもメリットです。前歯だけでなく奥歯にも使用できます。

一方で、ジルコニアと比較すると強度がやや劣るため、使用する部位によっては注意が必要です。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、セラミックにレジン(プラスチック)を混ぜた素材です。純粋なセラミックに比べると強度がやや低くなりますが、適度なしなやかさがあり、噛み合う歯への負担が少ないのが特徴です。

また、セラミック素材のなかでは費用を抑えられるため、コストを重視する方に選ばれています。

ただし、レジンが含まれていることで経年劣化しやすく、長期間使用すると変色や摩耗が起こる可能性があります。

メタルボンド

メタルボンドは、金属のフレームにセラミックを焼き付けた素材です。金属の強度とセラミックの審美性を兼ね備えています。特に、奥歯など強い力がかかる部分に使用される傾向があります。

一方で、金属を使用しているため、金属アレルギーの症状が現れるリスクがある点や、長期間の使用によって歯茎が黒ずむ可能性がある点には注意が必要です。

銀歯からセラミックにする場合にかかる費用

銀歯からセラミックにする場合にかかる費用のイメージ

銀歯をセラミックに交換する際の費用は、選択するセラミックの種類によって異なります。また、セラミック治療は基本的に自由診療となるため、歯科医院ごとに費用が異なる点も留意しておきましょう。一般的な費用の相場は、以下の通りです。

  • ジルコニア:12万円〜18万円程度
  • オールセラミック:8万円〜18万円程度
  • e-max:4万〜10万円程度
  • ハイブリッドセラミック:4万円〜12万円程度
  • メタルボンド:8万円〜15万円程度

ハイブリッドセラミックは、一部の条件を満たすことで保険が適用される場合があります。保険適用時の自己負担額(3割負担の場合)は5,000円〜1万円程度が目安です。適用範囲や条件については治療を受ける歯科医院で事前に確認しておくと安心です。

また、詰め物(インレー)と被せ物(クラウン)のどちらを選ぶかによっても費用は異なります。前歯などの目立つ部分では、より自然な仕上がりを求めて高品質なセラミックを選ぶケースが多く、その場合は費用がさらに高くなることもあります。

治療費は歯科医院によって差があるため、事前に見積もりをとり、納得したうえで治療を進めましょう。

まとめ

銀歯からセラミックの歯に変えて笑顔を見せる女性

銀歯をセラミックに交換することで、自然な見た目を手に入れることができます。金属アレルギーのリスクを軽減できる点もメリットです。

その一方で、セラミック治療は基本的に自費診療となるため、高額な費用がかかります。ハイブリッドセラミックの場合は条件を満たせば保険が適用されることもあるため、事前に歯科医院へ確認してください。

セラミック治療で使用される素材にはいくつか種類があります。歯科医師に相談のうえ、ご自身に合ったセラミックを選びましょう。

セラミック治療を検討されている方は、東京都墨田区「錦糸町駅」より徒歩3分にある歯医者「ハートライフ錦糸町歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院ではさまざまな歯のトラブルのご相談・治療をお受けしています。診療内容はこちらWeb予約は24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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